damyarou

python, GMT などのプログラム

使用機器紹介(2021年03月31日)

昨年末に購入した、MacBook Air (M1, 2020) の使用環境がほぼ固まったので、記録しておく。

デスク全景

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3画面表示をしたところ

MacBook Air, LG 27-inch display に加え、iPad Air 4 にも Sidecar で画面表示した図。こうやって使うこともできるが、実作業では 27-inch display 1枚で作業したほうがやりやすい。

(注意1) 電力供給を行わず、バッテリーで Sidecar を使う場合、Mac および iPad 共、バッテリー消費が激しくなり、5〜6時間しか使えないことに注意。

(注意2) Sidecar は使わず、MacBook Air 単独で電力供給を行わず使用してみたが、9時間で11%まで減ってしまった。バッテリーは意外に持たない?(2021.04.09)

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使用している主要機器一覧

使用機器参考
MacBook Air (M1, 2020, 13.3-inch)
Gold, 8-core CPU, 7-core GPU, 8GB memory, 256GB SSD
Apple
LG 27UK850-W (Display, 27-inch, 4K) Amazon
CalDigit USB-C HDMI Dock Amazon
logicool K380 (keyboard) Amazon
logicool PEBBLE M350 (mouse) Amazon
iPad Air 4 (10.9-inch, A14 Bionic)
Skyblue, 64GB storage, Wi-Fi model
Apple
Apple Pencil (2nd generation) Apple

M1 MacBook Airについて

保有していた MacBook Pro (Retina, 13-inch Mid 2014) も、後発で購入した iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2017) と比べると反応速度の遅さが気になりだしていた。 そんなところへ、M1 Mac 発売の知らせが目に入った。 世界的なコロナの収束状況次第では有るが、2021 年は秋から海外勤務の可能性も出てきたため、MacBook ProiMac を手放し、新型の M1 搭載 MacBook を購入しようと決意。M1 搭載 MacBook は、Pro と Air があるが、ネット情報によれば、Pro も Airも使用感に差は感じられないとのことから、安価な MacBook Air を購入することにした。

M1 MacBook Air の使用用途は、

  • 趣味と仕事のためのプログラミング(主に Python
  • 文書作成・表計算・簡単な説明資料(Microsoft 365)
  • ネット閲覧(YouTube の動画・音楽視聴含む)
  • メール処理

というもの。写真加工や動画編集もやってはみたいがセンスがなく行うことができない。上記のような用途であれば、処理能力として、メモリ 8GB のMacBook Air で十分である。

ストレージに関しては、MacBook Air 本体 SSD は主に作業用として使い、ある程度まとまったデータとなったら外付けの HHD / SSD にデータを移動させる使い方をしてきており、本体 SSD 容量としては 256GB で不満はない。

なお、プログラミング言語としては、Python を利用しているが、処理環境は、Miniforge3 により構築している。Python 本体は 3.91 以上は M1 対応となっており、Homebrew からでもインストールできるが、Numpy, Scipy, Matplotlib, Pandas, Scikit-learn など関連ライブラリを M1 上で利用するには、Miniforge3 からでないとうまくインストールできない。まあ結果としてやりたいことはできているのでOKである。

また、普段使うソフトで M1 対応していないものに、GMT (Generic Mapping Tools) がある。これは Matplotlib では不便な、地図作成・3次元プロット作成に用いてきたものである。緊急的に必要とはなっていないが、早く M1 対応バージョンがでてくれることを願う。

(2021.04.11) やっぱり GMT (Generic Mapping Tools) が使いたくなったので、Intel 版をなんとかインストールした。GMT-6.1.1.app というのができあがるので、Applications フォルダにいれる。これをダブルクリックするとTerminal が立ち上がり GMT が使える環境ができるので、この中で使うことができる。GMTBASH でしか動かないよという警告が出るので、スクリプトBASH で実行する。終了するには GMT を実行している Tarminal を閉じる。

LG 27-inch 4K displayについて

21.5-inch iMac を使っていた頃から Dual display というのをやってみたくて、本機を購入した。 本機を選定した決め手は 、27-inch 4K であること、USB-C 接続ができることである。この他にも候補はあったが、あまり勉強しておらず、本機が目についたため買ってしまった。

現在は、iMac・MacBookPro 共に手放しており、M1 MacBook Air 1台であるが、これの外付け Display として活用している。通常、MacBook Airクラムシェルモードとして使っている。MacBook Airクラムシェルモードで使う理由は、MacBook Air と 27-inch display では、画面の大きさが違いすぎて、Dual display として使うには違和感があるためである。

使い始めた当初は 27-inch は結構大きいなーと思っていたが、使い慣れてきた現時点においては、ワンランク大きい 32-inch クラスでもよかったかと思っている。

CalDigit USB-C HDMI Dockについて

LG 27UK850-W は USB-C 端子を持っており、60W の給電を行いながら信号のやり取りをできるようになっている。 このため、当初は MacBook Air と 27UK850-W を USB-C ケーブルで直接接続していた。大画面を使うという意味では、これでも良かったのだが、YouTube でいろいろな方々の環境を見ていると、次第に欲が出てきて、LAN ポートが欲しい、あわてて購入した USB-C Hab (ELECOM DST-C06WH) に今ひとつ満足できないという理由から、大枚をはたいて USB-C Dock を購入することにした。Dock ではなく、LAN ポートのついた小型の Hab を購入する選択肢もあったが、小型のものはLAN 接続すると不調がでるなどの情報も目についたため、思い切って安定性の高そうなDock を購入することにしたものである。

メーカーは、CalDigit、Belkin、Anker などを、Amazon の評価などで比較したが、CalDigit の製品が一番不具合が少なそうだったので、CalDigit 製品を買うことに決め、LAN ポートと HDMI 端子を有する製品として、USB-C HDMI Dock を購入することにした。

MacBook Air と LG 4K display および CalDigit USB-C Dock の組み合わせに関しては、概ね良好であり、スリープからの復帰に若干時間を要することが気になる程度である。

Keyboard とMouse について

Keyboard と Mouse については、それぞれ K380、M350 を購入した。いずれも logicool の製品である。これらは近所のヤマダ電機で、見繕ったものである。Keyboard は MacWindows 両方に対応し3台のデバイスまで登録可能であること、電池寿命がカタログ値24ヶ月と長いことなどの特徴があり、一番の決め手はキーが丸くオシャレであることである。Keyboard を logicool にしたので、Mouse も同メーカーとした。こちらも電池寿命がカタログ値18ヶ月と長く、形もオシャレであると感じている。

ちなみに、海外の iPad Air 4 の開封動画を見ていると、この Keyboard (K380) と Mouse (M350) の組み合わせを使用している例を結構見かける。

Keyboard は Bluetooth 接続、Mouse は無線 USB 接続で使っている。Mouse の反応はそこそこであるが。Keyboard は立ち上がり時(スリープからの回復含む)やデバイス切替時の接続・認識がスムーズでないことが気になる。また、キー配置が Windows は JIS なのに対して、Mac に接続すると US に変わるので、少しとまどう。しかし、動き始めれば特に問題ないし、キーも慣れの問題なので、そのまま使っている。

iPad Air 4と Apple Pencil について

以前より iPad mini 4 を使っていたが、これを手放し、iPad Air 4 と Apple Pencil 2nd generation を購入した。買い替えの決め手となったのが、iPad Air 4 が USB-C と Apple Pencil 2nd generation に対応したことだ。

MacBook を持っている場合、iPad は何に使うのか?という疑問もあると思うが、やはり使い勝手がぜんぜん違う。iPad のいいところは、場所を選ばずサッと開いて作業に移れるところである。最初に iPad mini 4 を購入した理由も、電車の中やベッドでネット閲覧や音楽視聴を気軽に行うことであった。

iPad mini 4 は概ね A5 サイズ、iPad Air 4 は概ね B5 サイズで大きく、とりまわしも mini とくらべれば扱いづらいが、USB-C と Apple Pencil 2nd generation 対応は、それを上回る魅力があると考えた。とは言っても大したことをやっているわけではなく、iPad Air 4 の使用用途は以下のようなものである。

  • ネット閲覧(YouTube の動画・音楽視聴含む:電車の中やベッドが主)
  • スケジュール管理(純正カレンダー・Planner)
  • 手書きメモ作成・管理(GoodNotes 5・純正メモ)
  • pdf 文書、jpg・png 画像などへの書き込み(GoodNotes 5)
  • たまにプログラミング(Pythonista 3)
  • 簡単なメール処理(ソフトキーボード使用)

Apple Pencil は、GoodNotes 5 や Planner での手書き入力で大活躍している。 なお、iPad Air 4 への入力は手書き主体であり、テキスト入力は Web 検索や簡単なメール処理など、ソフトキーボードで無理なくできる範囲のみとし、それ以外は MacBook Air の守備範囲としている。

iPad Air 4 のストレージに関しては、64GB であるが、画像編集をやるでもなし、導入アプリも少なく、64GB で不満はない。

また、Wi-Fi モデルを選択したが、iPad Air 4 を外出時に使う場合は、ヘビーな使い方をするわけではないので、iPhoneテザリングで間に合わせている。通勤の新幹線の中では、JR の無料 Wi-Fi があり、ネット接続に不自由はない。なお、外出時の YouTube 視聴には、イヤホンを接続するための Apple 純正の、USB-C to Headphone Jack Adapter を使用している。

iPad Air 4 は USB-C 端子を備えているので、当初は 小型の USB-C Hab (ELECOM DST-C06WH) を介して HDD や USB メモリを用いたデータのやり取りを MacBook Air と行うつもりでいたが、MacBook Air の LAN 接続を Wi-Fi に切り替えて AirDrop を使うほうが便利であることに気が付き、実際のデータのやりとりは AirDrop を使うようにしている。

会社支給 PC

上記のほか、会社支給PCとして、Dell Precision 7740 (17.3-inch, Intel Xeon E-2276M CPU 2.8GHz, Memory: 128GB, SSD: 2TB, Windows 10 Pro for Workstations) を仕事用として使っている。ここ1年は在宅勤務を主としているが、たまに出社するときはこれを持ち出すのだが、重量が約 3kg であり、とても重い。

仕事では、細かい 図面(AutoCAD あるいは PDF)を見たり、Google Earth で地形を確認したりという作業を行う場合があるが、そのような場合は、Dell 機を HDMI ケーブルで 27-inch 4K display につなぎ、大画面で確認するようにしている。

処理スピードを比較してみたが、単純な数値計算では Dell 機と MacBook Air でほぼ互角、グラフィック処理は MacBook Air のほうが圧倒的に速い結果となった。こうしてみると、価格 11 万円そこそこの M1 MacBook Air が、価格 50 万円超過の Win 機と互角あるいはそれ以上の処理能力を有しており、M1 MacBook Air は良好なコストパフォーマンスを有していると見ることができるであろう。

机と椅子

机と椅子は、30年使い続けているものを、そのまま継続使用している。本当はこの機会にカッコイイ机に変えようかとも思ったが、今年の10月以降、2年半の予定で海外勤務になる可能性も出てきたため、ここで新しい机に変えても半年しか楽しめないことを考慮して、机の新調は見送ることにした。

以 上